スポーツマウスガードとは？

マウスガードの装着が推奨されているスポーツ

スポーツによってはマウスガードの装着が義務づけられていたり、一部義務化、推奨されていたりします。

装着が義務化されているスポーツ

● アメリカンフットボール
● ラグビー（中学・高校生）
● ボクシング
● キックボクシング

装着が一部義務化されているスポーツ

● インラインホッケー
● アイスホッケー
● ラクロス（女性プレイヤー）
● 空手（一部流派）

装着が推奨されているスポーツ

● ウェイトリフティング
● サッカー
● 自転車
● 柔道
● バスケットボール
● 水泳
● スカッシュ
● スキー
● スケートボード
● スケート
● スノウボード
● 相撲
● ソフトボール
● テニス
● バドミントン
● バレーボール
● ハンドボール
● 野球
● レスリング
など

歯科クリニックで製作するスポーツマウスガードとは

歯科クリニックで製作するスポーツマウスガードとは

1.歯へのダメージの緩和

スポーツ中に歯をぶつけた際に、折れたり欠けたりするような外傷を予防します。また、スポーツ中の食いしばりによる歯の過剰なすり減りを予防することもできます。

2.お口の怪我防止

スポーツをするとき、口元に衝撃が加わることが多々あります。マウスガードをしていれば、衝撃を受けたときに口の粘膜や舌をご自分の歯で傷つけるのを防いでくれます。

3.顎や頭部へのダメージを軽減

マウスガードをつけることで頭部や顎にかかる衝撃を分散することができ、脳震とうの予防や重症化を防ぐことができます。

4.運動パフォーマンスの向上

マウスガードをつけるとしっかりと食いしばることができます。そのため、力をいれやすくなり、より良い瞬発力が発揮できるようになります。

スポーツマウスガードを作成するデメリット

1.虫歯になりやすい

スポーツをしていると、水分補給のほかに塩分やミネラル、糖分補給のためにスポーツ飲料を飲む機会が増えます。さらに心拍数が上昇することから、たくさんの酸素を取り込もうとして、口呼吸になりやすく、口の中が渇きやすくなります。そのため、虫歯のリスクが高まります。

そのためマウスガードを使ったあとは、歯磨きやデンタルフロス、フッ素の使用などでしっかりと虫歯を予防しましょう。

2.不潔になりやすい

お口の中は細菌が多いことで知られています。マウスガードを使用したあとは、しっかりと口腔ケアをして口の中を清潔に保つのはもちろんですが、口の中の細菌が付着したマウスピースも洗浄することが大切です。

マウスガードは水ですすぐだけでなく、専用の洗浄剤などを使用して殺菌・消毒するようにしましょう。

3.歯型に合わないマウスガードは歯茎が下がる原因に

歯型に合わないマウスガードを長期間使用すると歯茎が下がる原因になることがあります。

適合していないマウスガードは縁の部分が歯茎にあたり炎症を引き起こします。すると、歯茎が下がる「歯肉退縮」や歯がしみる「知覚過敏」が起こる可能性もあるため注意が必要です。

スポーツマウスガード作製の流れ

スポーツマウスガードは、大きな虫歯などの問題がなければ2回のご来院でお渡しできます。不明点がありましたら、お気軽にご相談ください。ここでは、マウスガードの製作の流れを説明します

1.初診時（カウンセリング、診査、歯型取り）

初診時には、スポーツマウスガードについてわかりやすくご説明いたします。ご不明点やご不安な点がありましたら、遠慮なくご質問ください。

カウンセリングが終われば、お口の中の状態を確認します。噛み合わせや虫歯、歯周病の有無を確認し、もし虫歯などがあればその治療を先に行います。虫歯などの治療が必要な場合は、複数回通院が必要になります。

虫歯の治療を終えている、もしくは診察で異常がなければマウスガードの製作に必要な歯型の型取りを行います。マウスガードは種類や色をお選びいただけますので、スタッフがご要望をお聞きいたします。

2.マウスガードのお渡し

一定のお時間をいただき、マウスガードを製作いたします。完成したマウスガードは、一度装着して、微調整を行います。

お渡し後に違和感や痛みがあれば、使用を一時中止してください。再調整を行いますので、当院までご連絡ください。